最近小説を読んでいます♪
こんにちは(^o^)
今日はいいお天気ですね!
今年の秋は寒くなるのがなんかゆっくりじゃないですか?
まだ芯から寒いという感じはしません。
さて、秋と言えば、読書ですね!
元々読書好きな私ですが、
最近特に、いろいろと読み漁っています。
少し前は、百田直樹、
五木寛之を読み、
今は、村上春樹を全制覇しようかと・・・
読んでいます。
今日は、村上春樹の初期の頃の作品、
「国境の南、太陽の西」
という小説の感想をと思いまして...
正直全然まとまってませんが、
でもなんか・・
ぼんやりとした感想を
どうしても書きたくなりました。
村上春樹って、
普通の人がよく抱く感情を、
実にうまくその心情を描写しているのが、
すごいと思います。
しかし、心情描写って、なかなか
うまく書けないのが普通なのに、
彼はやはりプロですね・・
あるいは、繊細なのでしょうか・・
本人が経験していなきゃ、
決して描写できないような内容であり、
感受性豊かな人でなければ、
決して書けないものなんですよね!
とにかく、私はその描写の一つ一つに
共感を覚えました。
この小説の内容に・・
「僕は幸せだったと言ってもいいと思う。
でもね、それだけじゃ足りないんだ」
「一番の問題はぼくには何か欠けているということなんだ。
その部分を埋めることは女房にもできないし、子供たちにもできない。
君といると、僕はその部分が満たされていくのを感じるんだ。」
と僕は浮気相手にいうのですが、
(これは浮気する人の心理なのでしょうね)
そしてその後、浮気相手が彼から急に姿を消します。
彼は悩み抜いた末に、
最後に気づくんですよね・・・
「僕はどこまでいっても僕でしかなかった。
僕が抱えていた欠落は、
どこまでいってもあいかわらず同じ欠落でしかなかった。」
「その欠落感そのものが僕自身だからだ。」
ここが私が共感した部分です。
彼の結論は
「僕はひとりの不完全な人間にしか過ぎなかった。」
と最後にたどり着くのです。
そうです!
私たちは不完全な人間だから、
時には過ちを犯すのです。
でも、その過ちに気づくこと!
しっかりとやり直すこと!
それ以上に周りを傷つけないこと!
それが一番大切なんですよね...
小説っていいですね!