中国南方航空VS日本航空
それにしても、中国南方航空!
欠航対応があまりにも悪く、
利用する方への配慮が、あまりにもなさ過ぎではないでしょうか。
日本で聞いたチケット会社の話では、集客できなかったことが
欠航の原因ではないかと・・・
でも最後まで原因を言わなかったですね。
南方航空の社員にしてみれば、自分の責任ではないので
絶対に彼らは日本のように”申し訳ございません”と
会社を代表するような発言はお客様に対してしません。
一般的に、接客業の人たちの愛想は日本に比べて極端に悪い!
中国の店員が無愛想なのは歴史的なものです。
それこそおつりを投げるのは中国人にとって普通のことです。
人口が多いので客はいくらでもいると言う考えが昔からありましたし、
計画経済によって慢性的な物不足だった頃は売る方が偉かったんですよね。
だから今でも「売ってやる」と言う態度の店員は珍しくありません。
最近では
中国も経済が発展し、だいぶ接客態度はよくなってきて、
ファストフード店を中心に接客態度はかなり改善されているようです。
まあ・・・私も
中国にいれば、文化の違いと割り切れますが・・・
それに比べ、
日本は本当に礼儀正しい国ですね!
おそらく、世界で日本だけが突出して接客が良く、
日本が世界的に見ても異常に接客が親切だと言われています。
外国人からみて
お客さんに頭を下げるって言うのは日本くらいしかないそうですよ。
礼儀や節度や謙虚な気持ちは、
今まで真面目に頑張ってきた
日本の歴史であり、文化だと思います。
日本のサービス、礼儀などはどこの国にも負けない、
価値のあるもの。
私たちがそれを自然に身につけられるという事は
本当に宝だと思いました。
自分がされて気持のいいことはするに越したことはないですよね。
日本人はそうやって育ってきましたから、
日本人の魂だけは絶対に忘れないようにしたいです!
それこそ、日本には{接遇}という言葉がありますね。
最近テレビにもよく登場する平林都(ひらばやし みやこ)さんが
よくこの{接遇}研修を薦めています。
接遇(せつぐう)とは、
接客時におけるお客様に対する
接客スキルのこと。
この平林都さんは
年間300以上の会社で研修をこなしたという
その100パーセントが
業績アップという、
凄腕で、そして厳しい接遇講師なのです。
彼女のおかげなのか、
接遇という言葉は最近ではだいぶ浸透してきたと思います。
接遇はお客様や相手をもてなす、思いやる気持ちを持って
応対することです。
これは接客業の方だけではなく、
どのような職業の方に対しても
あてはまるものだと思いますね。
仕事だけではなく
プライベートにおいても大切な考え方と言えます。
この接遇で、居心地の良さを感じている人もいるし、
感じることができない人もいるようですが、
居心地の良さを感じることができない人は
「接遇力がない人」と言えるのではないでしょうか・・・
そして接遇のできている人は、
一緒にいると居心地がいい感じになります。
中国は今、経済成長が著しく、
今にも日本を追い越しそうな勢いかもしれないが、
日本人が培ってきたこの接遇のレベルに追いつく日は、
ないと思いますね。
今回の中国南方航空と日本航空の接客で、
私は今の中国と日本の現状を垣間見た気がする。
みなさんもプライドを持って、
まずは接遇を感じることから始めてみましょう!!