中国ビジネスの極意!
出会い!!
ドレス工場をやっと探し当てた私でしたが、
目標は達成したかのようにみえますが、
工場との間に、言葉の壁や意思の疎通のずれもあって、
思い通りの交渉ではありませんでした。
溝や課題を残したまま、
すっきりしない気持ちで帰りました。
帰りの飛行機の待合で、何人かの日本人のビジネスマンに会います。
7年前なので、当時は女性が一人で飛行機に乗ろうとする人はほとんどいませんでした。
かなりめずらしいようで、声をかけられます。
まずは<日本人ですか?>って聞かれました。
その時の私の服装は、知人のアドバイスもあって、
少しでも中国人に近づけるようにと、(当時の中国はまだ今ほど経済発展していません)
なるべく目立たない格好で、派手な服装はさけ、
黒いトレーナーにジーパン姿の、あえてダサい身なりでした。
髪の毛も後ろに一つ縛りで、化粧もノーメイクに近い状態。
今考えると結構笑えます!
その時のビジネスマンも後から、ダサい格好だったことを否定はしません。
次に、なぜ若い日本人女性が一人で、中国に来ているのかと聞かれます。
正体不明な私に見えたのか、興味あるようです。
私はそれまで、中国での滞在で、中国語という閉ざされていた世界から、
急に日本語という開放された世界へと、トンネルから出たような気持ちになって、
日本人の同胞にでもやっと会えたそんな感覚で、
工場で溜めた不満を、今までの経緯を
一気に、その人に話してしまいました。
話した後に、どうしたら今後のビジネスをうまくもっていけるのかと自答自問していました。
彼は、私のとった行動が無謀だなと苦笑して、
中国ビジネスにおいて最も危険で間違っていると指摘されます!!
まずはしっかり計画する必要があります。
本当は仲介業者を間に挟むとトラブルの回避に繋がる。
そしてレベルの高い通訳をちゃんとつけること。
工場との契約内容を見直し、ちゃんと書面にすること・・・等々
最後に中国ビジネスの極意は、何よりも
工場側の社長と仲良くなって、相手を食事に招待して、
宴席を共にすることです!
これ以外にビジネスのチャンスはないと!
そうか!中国人も人間、心と心だな!って
今考えてみれば、ビジネス上当たり前のことですが、
誰でもわかるようなことかもしれないが、
当時の私にそれがわからなかったわけで・・・・・・
無謀な自分を改めて知ります!!
私はすぐに、その方に、レベルの高い通訳を紹介してください!!
そうだ!まずは言葉の壁を超えようじゃありませんか!
連絡先をお互い交換します。
この時から、使えるものなら、なんでも使って、
私はオリジナルドレスの道へ進むぞ!!
と決心しました!!!!!!!