オリジナルドレス

ウェディングドレスについて、あらゆる面から発信します。

工場探しの旅!

その後、時間をみつけて、今度は中国の南の方へ行くことに決めた私ですが、
もらったカタログの<総公司>の方面へ行くことにしました。
ある程度は、行く場所を絞りました。
しかし、工場が何処にあるのかまだわかりません。

その市内にあるだろうという私の勝手な推測のもと、
またしても写真館を廻ろうと思いました。
何件か廻りましたが、相変わらずのドレスにがっかりです。
でも北京よりは、質も良くなっているように感じられる。
この街は、経済特区で台湾にも近いせいか、道も整備され、ちょっとだけ都会っぽい。
うん・・・すこし期待はできそうかな。

最後に大きな通りに面した、結構目立ったドレスショップっぽいお店に辿りつきました。
遠くから見たらきれいでした。中へ入ると・・・
意外におしゃれな内装にちょっとびっくり!聞けばまだオープンしたばかりだという。
もちろん写真館ですが、結構上品な感じ。絶対台湾系列だろうなと思いました。
ドレスを見たら、またちょっとびっくり!今までの中国のようなデザインじゃない!
なんと!ビーズ刺繍があしらっているのではないか・・・
その辺の中国系のドレスは真っ白で、安っぽいのにひきかえ、
ここのドレスはオフホワイトで、光沢のあるサテンを使用している。
使われているレースも悪くはない。
ドレスがまだ新しいせいか、素材はよかったです。
縫製も細やかで、裏地がしっかりあって、トレーンのあるエレガントなドレスばかりでした。

(中国系のドレスは普通汚れ防止のためか、生地の経費削減か、トレーンはほとんどない。
トレーンのないドレスは、かなりカジュアルな感じで、ゴージャスさに欠ける。)

何かが違うなと思い、ドレスに少し興奮してしまいます。

そこへ店員さんが寄ってきます。
私は、ドレスを買いたいと交渉します。
しかしここは写真館、どうやらレンタルで写真撮影用らしい。
そんなことは知っています。私は仕入れルートを知りたいから、買うんです!

店員さんは途方にくれて、外国の商品だからとか、うそをついたりします。
ラベルに中国製ってかいてあるのに・・・
買うと高いよって言います。(それも知っています)
私は、買うのは1着だけじゃない、たくさん買うよ!ってさらに交渉します。
案の定、上司に相談するって電話をかけに行きました。
その後、2人の男女、オーナーらしき人が駆けつけまして、ちょっと商談してみました。
この時の記憶はなぜか鮮明ではない。
でも、このお店のドレスルートがわかったんです!
工場のある場所を突き止めました!
しかもここからかなり近い!
どうやら、このお店はその工場のアンテナショップのようです(これは私の推測)

情報を得た私はその足で、すぐに工場まで駆けつけました。
大きな通りから外れて、舗装のない道路を進み、その工場は、
奥の奥にありました!人影の少ない寂しい所にありました。

4階建で、かなり大きい工場でした。広~い!
大きな鉄の門があって、しっかりと閉めてあります。
そこにいる門番(警備員)に事情を話して交渉するが、
紹介状やアポがないということで、なんと門前払い!!
あ~あ、せっかく工場を見つけたのに~
中へ入れないなんて・・・話できる人はいないの?誰か出てきてよ!
って・・・門番は規律なのか、面倒くさいのかよくわかりません。
とにかく、帰れ!帰れ!の一言です!
かなり屈辱な思いをしました。

ホテルへ帰り、がっかりする私は。気を取り直して、
そうか・・・アポを取って行けばいいのね!
と・・・ここで引き下がるわけには行きません。

次の日、工場に電話して、なんとかアポまで漕ぎつけました。

つづく~



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